考査室と報道局では、捜査機関の『匿名発表』の実態と対応策を探るため、全国の放送局と社会部、警視庁クラブの合わせて55の取材現場を対象に、アンケート調査を行った。
●半数以上の28の現場が「匿名発表が増えている」と答えている。
●大半の局が、匿名発表をめぐって警察などの公権力と衝突しているが、強い抗議にもかかわらず、警察などが態度を変更した例は少ない。
●このような匿名発表をの増加傾向について、大半の局が、「人権尊重の意識が社会全体に高まっている中で、警察が独自の判断で事後のトラブルを避けようとしている」と分析している。
●これに対してほとんどの局が「実名か匿名かは、報道機関が自主的に判断するものであることを、機会あるごとに記者に周知徹底している」と回答した。また、大半の局が、納得できない匿名発表に対しては、N○K単独、または記者クラブとして“申し入れ”や“抗議”を行い、警察など公権力との間に緊張感を保つよう指導していると回答している。