まちがいやすい表現集

告訴・告発と提訴
釈放・保釈と解放
勾留と拘留
却下と棄却
口頭弁論と公判
判決と決定・命令
裁判長と裁判官
自首と出頭
検挙と逮捕
事故と故障
住民運動と市民運動
粉じんと車粉
暴風域と強風域
公示と告示
前議員と元議員
神父と牧師
聖歌と賛美歌
礼拝の読み方
神職と神官
題目と念仏
柱と体、人

 
コーナートップへ トップページへ

 

 
告訴・告発と提訴
告訴・告発は刑事事件で、提訴は民事事件で訴え出ること。このうち、告訴は告訴権者(被害者やその親族等)が検察官または司法警察員に犯罪事実を申告し、被疑者の処罰を求めることをいうが、告発は告訴権者以外の第三者が行うもので、役所など公的な機関が行う場合もある。

 

 
釈放・保釈と解放
釈放は、刑期の終了や嫌疑が不十分な場合などに身柄の拘束を解くこと。保釈は勾留されている被告人に一定の保証金を納めさせて身柄の拘束を解く制度。

解放は法的な用語ではなく、誘拐事件などで被害者が保護されたときなどに使う。

 

 
勾留と拘留
勾留は、証拠隠滅や逃亡のおそれなどがあるとき、被疑者や被告人の身柄を拘束すること。

拘留は、軽微な罪に対する刑罰で、1ヶ月未満の短期間、身柄を拘束される。

戻る

 
却下と棄却(裁判における)
却下は、内容の審理に入らないまま手続き上の不備などで申し立てを退けること。いわゆる門前払いの裁判。

棄却は、内容の審理を行い申し立ての内容を理由がないとして退けること。

 

 

口頭弁論と公判
口頭弁論は、刑事裁判においても使用する用語であるが、民事裁判においては法廷で当事者(原告側・被告側)がそれぞれの主張を述べたり証拠の提出などを行ったりすること。

公判は、刑事裁判で公開した法廷で、裁判官・検察官・被告人・弁護人らが立ち会って犯罪の有無などについて審理を行う手続きで、民事裁判では「公判」ということばは使わない。

 

 

判決と決定・命令(裁判における)
判決は、口頭弁論などの審理を経て法廷で言い渡すことによって成立する

これ以外の裁判所のする裁判が決定または命令で、いずれも原則として口頭弁論を必要としない。

決定は合議体の裁判でするものであり、命令は個々の裁判官がするものである。

戻る

 

裁判長と裁判官
裁判が合議体で行われる場合、その合議体を代表する裁判官を裁判長という。

裁判が一人で行われる場合は、単に裁判官という。

 

 

自首と出頭
自首は、犯罪事実または犯人がだれであるかがわからないうちに、犯人がみずから検察官または司法警察員に犯罪事実を申告することで、刑を軽くする情状の要素となる。

出頭は、単に警察署、検察庁、裁判所などに出向くことをいう。

 

 

検挙と逮捕
検挙は警察用語で、犯罪について被疑者を特定し、必要な捜査を進めることをいう。身柄を拘束しないこともある。

逮捕は、刑事訴訟法の用語としては、被疑者の身柄を拘束することをいう。

戻る

 

事故と故障
原子力発電所の事故では、初めのうち電力会社や関係官庁が軽微な「故障」であると発表し、取材を進めていって実は重大な事故であることがわかる場合がある。

医療事故でも、当初は控え目な説明にとどまっていることが多いので、原子力発電所の事故と同じように、当事者の説明だけにとらわれず、事実を究明していく姿勢が必要である。

 

 

住民運動と市民運動
住民運動は、地域の住民が地域的利害に関して行う運動。

市民運動は、地域の境界をこえた幅広い運動で、個人の自発性・権利意識を基礎として、特定の共通目的を達成するために連帯する非党派的な運動が多い。

環境問題や人権問題の運動などがある。

 

 

粉じんと車粉
粉じんは、車に関してはスパイクタイヤが路面を削り取ることによって起こる砂ぼこりのこと。

車粉は、車自体が出す粉じんと受け取られるおそれもあり、放送では原則として「粉じん」を使う。

戻る

 

暴風域と強風域
暴風域は、台風や発達した低気圧の周辺で、平均速度がおおむね毎秒25メートル以上の風が吹いている領域。

強風域は、平均速度がおおむね毎秒15メートル以上25メートル未満の風が吹いている領域。

 

 

公示と告示
公示は、衆議院の総選挙と参議院の通常選挙のときのみ使う。

告示は、衆・参各院議員の再選挙と補欠選挙、都道府県の知事と議員、市町村長と市町村の議員、東京都の特別区の区長と議員の各選挙で使う。

 

 

前議員と元議員
総選挙は、衆議院の解散によって行われるため、「前・元・新」を使う。

参議院の通常選挙は、任期中の選挙の時は「現・元・新」を使い、任期が切れたあと選挙の投票が行われる時は、「前・元・新」を使う。

統一地方選挙は、3月から5月までの間に任期切れとなる選挙を便宜上まとめて同一の投票日に行っているが、任期切れも含めすべて「現・元・新」を使う。

このほかの衆・参各院議員の再選挙と補欠選挙、統一地方選挙以外の首長と議員の選挙は、通常は「現・元・新」を使う。

戻る

 

神父と牧師
神父は、カトリック教会の司祭に対する敬称。

牧師は、プロテスタント教会で、教区・教会の管理や信者の指導をする職。

 

 

聖歌と賛美歌
聖歌は、主としてカトリック系の教派で使う。

賛美歌は、プロテスタント系の教派で用いられている。

しかし、聖公会(英国国教会)やバプテスト派のように、プロテスタント系であっても聖歌と言っているところもあるので注意が必要。

 

 

礼拝の読み方
礼拝(礼拝堂)は、仏教ではライハイ(ライハイ堂)。

キリスト教では、レイハイ(レイハイドウ)。

戻る

 

神職と神官
神道の場合、「神職」が正式な呼称。伊勢神宮では、慣例として「神官」を使うこともある。

「神主さん」という呼称は一般的な呼び方で、正式な呼称ではない。

 

 

題目と念仏
日蓮宗で「南無妙法蓮華経」と唱えることを、題目を唱えるという。

浄土系の各宗派などで「南無阿弥陀仏」を唱えることを、念仏を唱えるという。

 

 

柱と体、人
戦争の犠牲者などを数えるとき、神道などでは「柱」を使うが、キリスト教では使わない。放送では、「○体」または「○人」などと表現する。

 

戻る

 
コーナートップへ トップページへ